地獄少女っていうアニメ見たか。とてもユニークな作品だと思わない？人に苛められたり、加害されたりして、事情があって法律でその人を裁くことできない人たちの耳に以下の噂を響いた。晴らせぬ怨みを抱く人、午前零時にネットで地獄通信っていうページを探し出して怨みの相手の名前を入力したら、地獄少女は怨みを晴らしてくれるって。そして、そのページは午前零時以外の時に登録できない。
地獄少女は長髪で血の色をした瞳の可憐な少女で、彼女には哀しく辛い昔があったことがアニメの最後で明らかになった。
毎回、依頼を受けた時、彼女は常に首に赤い糸の付いた藁人形を依頼者に渡し、こんな風に言う。
「あなたが本当に怨みを晴らしたいと思うなら、この赤い糸を解けばいい。糸を解けば私と正式に契約を交わしたこととなる。怨みの相手は速やかに地獄へ流されます。」
ここで、依頼者は糸を解けようとした時、彼女はまた話し出した。
「ただし、契約を交わしたらあなたにも代償を支払ってもらうことになる。人を呪わば穴二つ、あなたの魂も地獄に落ちてもらう。永遠に痛みと苦しみを味わいながら彷徨う。」
そして、ふっと思い出したように
「あっ、死んだ後の話だけどね。後はあなたの決めたことよ」

（琥珀の雫）