I. 小林さんと加藤さんは会社の同僚です。 小林: 今度入ってくる新入社員の中に、すごいスーパーウーマンがいるらしいよ。
加藤: えー、すごいって、どんなふうにすごいの? 小林: いろんな面ですごいらしんだけど、まず、5か国語がペラペラなんだって。 加藤: 5か国語?英語とそれから? 小林: ドイツ語、フランス語、スペイン語に中国語って言ってたかな。それに、法律関係も詳しいし、コンピューターも得意だって話だよ。プログラミングなんか朝飯前だってさ。 加藤: そんな女の子が、よくうちの会社なんか入ってくれたねえ。でも顔のほうはどうなの?案外すごいブスだったりして。 小林: ところが、ものすごい 美人なんだって。早く見たいなあ。 加藤: まあ、あきれた。あなたなんかきっと相手にされないよ。 |